《Evening Mist (夕霧)》 "Weeping and weeping, paraded before the world, The one and only model of haplessness?" She spoke hesitantly, as if to herself. He repeated the poem in a whisper. She wished she had kept it to herself. "I am sorry. I should not have said it. "Had I not come inspiring all these tears, The world would not have noticed your misfortunes? "Come, now." She sensed that he was smiling. "A show of resolve is what is called for."
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』 Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
自筆「源氏物語」の「夕霧(ゆうぎり)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。【扇屋】人間国宝 十三代 酒井田柿右衛門「錦 草花地文 蓋物」5客 共箱 高さ 約9.5cm 幅 約17cm 色絵 蓋茶碗 有田焼 D-3。
「夕霧の巻」の主人公「夕霧」は、国宝「源氏物語絵巻」の中に柏木を見舞う柏木として描かれている
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。【扇屋】人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門「錦 牡丹文 酒器」 共箱 色絵 花鳥文 徳利 盃 有田焼 D-3。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 梅鳥文 一輪生」共箱 高さ 約11cm 幅 約7.5cm 色絵 花鳥文 花器 花瓶 有田焼 D-3。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 牡丹文 額皿」共箱 高さ 約5cm 幅 約30.5cm 色絵 花文 大皿 飾皿 有田焼 D-2。現在の今上天皇と系譜がつながっている。十二代酒井田柿右衛門 無形文化財国家指定 染錦柿画御揃物 蓋碗 蒸碗 徳利 盃 小皿 小鉢[61.93ew]。
関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。十四代 酒井田柿右衛門 錦 草花文 額皿 飾皿 共箱付 柿右衛門 人間国宝 有田焼 陶器 器 ★ 希少品 アンティーク コレクション 22-0108-01。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。【扇屋】十三代 酒井田柿右衛門「錦 唐人物文 花瓶」共箱 高さ 約23.5cm 幅 約15cm 人間国宝 有田焼 有田 色絵 柿右衛門 花瓶 花入 D-1。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。B79 十三代 柿右衛門 人間国宝 観音像 置物 立像 色絵 合箱 真作。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 岩牡丹文 茶器」共箱 蓋茶碗 5客/急須 色絵 花文 茶道具 有田焼 C-3。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。【扇屋】人間国宝 十三代 酒井田柿右衛門「錦 花鳥文 陶板」寸法 約20cm×約15.5cm 色絵 有田焼 額装 D-1。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門 錦岩牡丹文鉢 高さ 約5㎝ 幅 約17㎝ 人間国宝 茶道具 B-1。(資料の記録は下記に掲示)
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 牡丹鳥文 額皿」共箱 幅 約13.5cm 高さ 約2.5cm 小皿 色絵 花鳥文 飾皿 有田焼 C-1。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。【扇屋】十三代 酒井田柿右衛門「染錦 松竹梅地文 湯呑」共箱 高さ 約10cm 幅 約8cm 色絵 蓋付 茶道具 有田焼 人間国宝 D-3。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。【扇屋】十三代 酒井田柿右衛門 「錦 梅鳥文 陶額」共箱 高さ 約3㎝ 幅 約18㎝ 飾皿 人間国宝 A-2。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。十四代 酒井田柿右衛門 錦 葡萄文 一輪生 花瓶 瓢箪型 共箱付 人間国宝 柿右衛門 有田焼 ★ 希少品 アンティーク コレクション 22-0024-01。また、各巻ごとの書かれた年については不明。[ギャラ藤]伊万里焼/渦福/柿右衛門手魚花鳥図六寸皿10客/G-558(検)骨董/小鉢/小皿/膾皿/銘々皿/向付/伊万里焼/有田焼/柿右衛門。従って、応永五年とは、書き始めの年である。■人間国宝・十四代 酒井田柿右衛門■濁手鶏頭文花瓶・飾壷■共箱■D。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。1909058【人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 本人作】濁手 芥子文 瓶 23cm 重要無形文化財 花器 花入 一輪挿し 花瓶 花生 栞 共箱。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「染錦 岩牡丹文 煎茶碗」5客 共箱 高さ 約5.5cm 幅 約9cm 色絵 花文 茶道具 有田焼。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。【扇屋】十二代 酒井田柿右衛門 造「錦 牡丹鳳凰画 煎茶」10客 共箱 幅 約8.5cm 高さ 約6cm 柿右衛門窯 有田焼 色絵 煎茶器 煎茶碗。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。C07409 十三代柿右衛門 錦唐花文 風鎮:真作。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。【扇屋】十二代 酒井田柿右衛門「錦 柳鳥画 花瓶」共箱 高さ 約23.5cm 幅 約14.5cm 色絵 花鳥文 瓢形 花器 花生 有田焼 D-1。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。【西】Za659 柿右衛門 今右衛門 太郎衛門 作 三衛門 酒器 2セットまとめて 共箱。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。2212014【十三代 柿右衛門】錦 梅実文 小鉢 十客 有田焼 柿右衛門窯 酒井田柿右衛門 共箱。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。【扇屋】十二代 酒井田柿右衛門 染錦渕唐草鳳凰画 八角 皿 小鉢 4種 8客 色絵 向付 茶懐石 有田焼 D-2。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「染錦 初代画 陶額」共箱 皿寸法 約16.5cm×約16.5cm 色絵 有田焼 額装 D-3。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。C09479 十三代柿右衛門 錦花鳥文陶額:真作。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。[ギャラ藤]真作保証/肥前有田 鷹峯/錦草花文飾皿/39.5㎝/共箱/G-339(検)有田焼/大皿/骨董/伊万里焼/飾り物。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。【扇屋】人間国宝 十三代 酒井田柿右衛門 色絵 花文 珈琲碗 2種 7客 カップ&ソーサー 紅茶碗 有田焼 D-3。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。古伊万里 柿右衛門手 濁手 染錦草花鳳凰文皿 古い 修理 倹:深川、香蘭、柿今右衛門 唐津 有田 鍋島 志野 備前 茶道具 古伊万里。
出品した「源氏物語」は夕霧(ゆうぎり)の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。【昊】古伊万里 柿右衛門文様 骨董 色絵花瓶 壺 牡丹[MD50Us]。「夕霧」の巻名は、夕霧が柏木の正室(朱雀院の姫君・女二の宮)落葉の宮に書き送った和歌「山里のあわれをそうる夕霧に立ち出でん空もなき心地して」による。【扇屋】十二代 酒井田柿右衛門「染錦地紋 唐子図 鉢」立札 幅 約46cm 高さ 約8.5cm 色絵 大皿 大鉢 有田焼 A-3。源氏の君と葵の上の長男・夕霧は、病にふせる柏木を見舞う場面は、国宝「源氏物語絵巻」に美しい画像として描かれている。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 梅鳥文 花瓶」共箱 高さ 約21.5cm 幅 約19cm 色絵 花鳥文 花器 花生 飾壷 有田焼 D-1。柏木は、自分がなきあとの正室・女二の宮(朱雀天皇の皇女)の行く末を案じ、友人の夕霧に遺言として女二の宮の後事を託す。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 菊牡丹文 水注」共箱 高さ 約23cm 幅 約16.5cm×約11cm 色絵 花文 茶道具 有田焼。柏木なきあと、落葉の宮と称される女二の宮の世話をするために法事の世話などの用事にかけつけて落葉の宮をあう。【有田焼】『 12代 酒井田柿右衛門 (さかいだかきえもん) 色絵小皿 渦福 5客 15741 』 有田焼 焼物 色絵 料亭 日本料理 和食器 懐石 会席。そこで、恋心がつのった夕霧は、落葉の宮との結婚を願うようになる。[ギャラ藤]真作保証/人間国宝/十四代 酒井田柿右衛門/濁手野草文香炉/共箱/G-328(検)茶道具/香道具/香木/伽羅/伊万里焼。夕霧と会う落葉の宮を心配する母の一条御息所は、心配のあまり夕霧に手紙を送る。人間国宝 酒井田柿右衛門 一四代柿右衛門 新品 保管品 保証品 箱付 貴重灰皿 花実図柄文。だが、その手紙は夕霧の正室・雲井雁の発覚によって夕霧に渡ることはなかった。酒井田柿右衛門 14代 ★ 染錦 柿文 一輪生 ★ 共箱 ★ 人間国宝 ★ 代名詞の様な柿文が美しい逸品 ★ 華道具 ★。娘・落葉の宮の出家の希望を聞いた父・朱雀院(前朱雀天皇)は、一条宮の邸に連れ戻される。☆人間国宝 十三代 酒井田柿右衛門 造 濁手 草蝶文 花瓶 本人作 箱付。しかし、夕霧の希望により落葉の宮との対面の機会が生まれ、二人は婚儀を行なう。C08795 十三代柿右衛門 錦菊文 壷:真作。源氏の君と紫の上はこれも運命と考え忠告するのを控える。R-073018 江戸期 古伊万里 柿右衛門手 竹梅図の色絵が可愛らしい向付3客セット(小鉢、八角、和食器)(R-073018)。夕霧と結婚した落葉の宮は、その後、多くのこどもを授かり幸福な時を過ごす。古伊万里柿右衛門様式 大黒天 唐子人形。
自筆上部の「人非木石皆有情」人木石に非ざれば皆情あり「人は木や石ではない、心と言うものを持っている」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。十三代 柿右衛門(造)錦 花丸文 湯呑 1客 共箱 有田焼 美品 現代工芸 陶磁器 重要無形文化財 z4434n。夕霧の巻の一節「岩木よりけになびきがたきは、契りとうてにくしなど思うやうあなるを」の一文による。「狸庵- S」 14代 酒井田柿右衛門 濁手 菖蒲紋 六角香合 人間国宝 【二重箱・共箱・共布】/ 香合 ☆本物保障☆e8ki7av。夕霧の巻の原詩は「木石」であり、夕霧の巻は「岩木」であるが、古来「白氏文集」に由来されているとされる。人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 濁手 蓼文 花瓶 ( 花入 花生 )。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。古伊万里 柿右衛門様式 染付 金彩 色絵 陽刻 草花文 12cm 輪花 小鉢 5客組 其の二 bq-23a2928。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」夕霧(ゆうぎり)の巻》
「夕霧」の巻は英文で「Evening Mist」と表記されます。大正〜昭和時代 有田焼 酒井田柿右衛門 皿5枚。
《原本上部に「人非木石皆有情」(人木石に非ざれば皆情けあり)漢詩の落款が押捺。[ギャラ藤]十二代 酒井田柿右衛門 作/錦柘榴梅図通り物揃/8種72客/G-511(検)骨董/柿右衛門/伊万里焼/有田焼/酒器/茶器/皿/蓋茶碗/小皿/小鉢。夕霧の原文に引用されている。【開】元禄時代 柿右衛門様式 色絵垣根に草花文花形向付 四客 FB25。》
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。【金富士】値下げ中 江戸期 柿右衛門菓子鉢 『角福・渦福』在銘 古茶道具 検/楽山紫砂九谷備前萩焼常滑伊万里入江光人司宝生雪堂。)
「自筆原本」
自筆右下二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子・と娘の幾千姫(玉映)の落款。。◆錵◆2 人間国宝 酒井田柿右衛門 今泉今右衛門 酒器 煎茶器 花瓶 38点纏めて 共箱 唐物骨董 [N166.1]WU2/23.11廻/FM/(170)。
自筆上部の「人は木や石ではない、心と言うものを持っている」の漢詩の落款
漢詩は「白氏文集」の中の有名一節です。酒井田柿右衛門 14代 ★ 錦 薔薇文 花瓶 ★ 共箱 栞 ★ 人間国宝 ★ 徳利形の珍しい造形に洋風の薔薇が雅な逸品 ★ 伊万里 華道具 ★。
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 蓼文 夫婦 湯呑」大小 2客 共箱 色絵 花文 茶道具 有田焼。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。△有田焼 酒井田柿右衛門 渦福銘 二重角福銘 花鳥蝶紋 一輪挿し 花瓶 錦手 【再出品】。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。十二代 柿右衛門(造)染錦 渕地紋柘榴梅菊画 飯茶碗 5客揃 共箱 蓋物 有田焼 茶道具 懐石 会席 陶磁器 人間国宝 美品 z4428n。
《「源氏物語」夕霧(ゆうぎり)の巻》
《原本上部に「人非木石皆有情」(人木石に非ざれば皆情けあり)「白氏文集」の漢詩の落款が押捺・夕霧の原文に引用されている。稀少 美品★古伊万里 柿右衛門様式 元禄人形 色絵元禄美男 人形 色絵 男性立像 高さ約39.5cm 1体★vintage Japan old Imari Porcelain doll。》
《かうあさましきを、》・・・・いかやうに思ひなすへきにかはあらん」
と、いとほのかに、あはれけに泣い給うて、
我のみや憂き世を知れるためしにて濡れそふ袖の名をくたすへきと、
の給ふともなきを、わか心に、續けて、忍ひやかにうち誦し給へるも、
かたはらいたく、「いかに言ひつる事そ」と、おほさるゝに、
「けに、あしう聞えつかし」
なと、ほゝゑみ給へるけしきにて、
「大方はわれ濡衣を着せすとも朽ちにし袖の名やはかくるゝ
ひたふるに、思しなりねかし」
とて、月あ・・・・《かきかたに》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。【小】3576 真作保証 十二代柿右衛門作 色絵花鳥文壺 花瓶 渦福銘 古美術収集家放出品。
《「源氏物語」夕霧(ゆうぎり)の巻》
《夕霧、恋する女二の宮(落葉の宮・朱雀天皇の皇女)と御簾(みす)越しにお話しになられる》
《夕霧、女二の宮(落葉の宮・朱雀院の皇女)に対面し恋の訴えをなさる》
《(朱雀天皇の皇女・女二の宮)「情けないこの身の過ちはよく存じておりましても、
ほんとにこうもひどいお仕打ちを》・・・・・どのように考えればよろしいのでしょう」
と、まったく消え入るようにおっしゃって、いかにも悲しそうにお泣きになられる。R-063974 重要無形文化財 人間国宝 十三代 酒井田柿右衛門 錦 鮮やかな花文があしらわれたぐい呑み(共箱付き、酒器、和食器)。
(朱雀天皇の皇女・女二の宮)「この私一人が不幸な男女の仲らいを知っている女として、
そのうえにまたあなたとのことで悲しい濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられ、
世間から取り沙汰されなければならないのでしょうか」
と、おっしゃるともなくお漏しになるられる。柿右衛門 酒井田 十四代 漆錦 湯呑 花実地交 有田焼。
大将(夕霧)が、自分の心の中で詠んでみて小声で口ずさんでいらっしゃるにつけても、
宮(朱雀天皇の皇女・女二の宮)はきまりわるく、
(朱雀天皇の皇女・女二の宮)「どうしてこんなことを口にしてしまったのか」
と悔まずにはいらっしゃれないが、大将(夕霧)は、
(夕霧)「いかにも。最終値下希少三田旧家より未使用同 5客 中浅鉢 柿右衛門様式 成化年製明治22年調製と、おまけ金つぎ1枚、付。悪いことを申しあげました」
などと、苦笑いなさっているご様子で、
(夕霧)「この私があなたに濡れ衣をお着せしなくても、あのご不幸で
いったん取り沙汰された世間の評判はおおかた消えるものではありますまい。十四代酒井田柿右衛門 柿右衛門 人間国宝 一輪挿し 撫子紋 一輪生 花器 花瓶 壺 花 錦 共箱 木箱 美術品。
今はどこまでもそのお気持におなりくださいまし」
と言って、大将(夕霧)は、宮(朱雀天皇の皇女・女二の宮)を
月の明・・・・・《るいほうへおさそい申される。人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 錦 梅鳥文 花瓶 共箱 / 有田焼 染錦 花器 花入 茶道具。》
備考・落葉の宮は、朱雀帝と一条御息所の皇女で、柏木の正室。【茶】小畑 仁 錦 草花文 大皿。柏木は生前、友人の夕霧に落葉の宮の行く末を遺言として託していた。有田焼 花器 花瓶 柿右衛門窯 角福銘/渦福 共箱。
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。B85 十三代 柿右衛門 人間国宝 濁手草花文皿 共箱 真作。
《Evening Mist (夕霧)》
"Weeping and weeping, paraded before the world,
The one and only model of haplessness?"
She spoke hesitantly, as if to herself.
He repeated the poem in a whisper.
She wished she had kept it to herself.
"I am sorry. I should not have said it.
"Had I not come inspiring all these tears,
The world would not have noticed your misfortunes?
"Come, now." She sensed that he was smiling.
"A show of resolve is what is called for."
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《夕霧》
公主深以耻,痛悔不吟出此。CD980 江戸時代 【古柿右衛門】 色絵輪花鉢 5客/箱付 時代の小ホツあり 美品N!h。夕霧道:
“我才言不,冒犯了。C18 人間国宝 十四代酒井田柿右衛門 本人作 濁手蓼文瓶 共箱 真作保証。”便微笑着答云:
“公主我,今宵泪不添。b-4358 十四代 酒井田柿右衛門 錦 ぐい呑 酒器 酒盃 共箱。当年曾湿袖,名早摧残。【骨董・茶道具】★人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門★★錦花鳥文酒盃 ぐい呑 fh008ab42 酒器 酒杯。
不必犹豫,只管照我的想法。細口 菊鳥文柿右衛門十三代 共箱 未使用 骨董 美品 旧家蔵出 酒器。”便到月光下去,
公主心中懊,不肯去,奈何他用力一拉,便出去了。柿右衛門瓢箪瓶(リスにブドウ=銘=渦福)。
夕霧道:“我公主,深无比,
了解我心,不忌。酒井田柿右衛門 14代 ★ 錦 秋草 鶉文 一輪挿 ★ 共箱 栞 ★ 人間国宝 ★ 白が美しい逸品 ★ 華道具 ★ 伊万里焼 ★ Sakaida Kakiemon 14。若非得同意,
我决不,决不……”他的气非常决。十四代柿右衛門 花器 花瓶 共箱。
之,天色将近黎明了。十三代 酒井田柿右衛門 唐花文ペン皿 共箱 栞 本物保証 人間国宝 美術品。
中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
中央の写真(右から2番目)の写真が「源氏物語」夕霧の巻の末尾(原本番号73-A)の押印。酒井田柿右衛門 13代 「染付松竹梅文皿」 色絵 花鳥図 15cm 小皿 5客揃 共箱 人間国宝 btr-23a2469。
左端の2つの印が仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。15代酒井田柿右衛門 錦菊梅文珈琲碗 美しい作品 s766。冬姫は内大臣・通誠の養女。柿右衛門 5枚 伊万里 古美術 美品。
冬姫は通称。◎色絵 柿右衛門様式 花鳥・龍紋 八角形 菓子鉢(箱付)。正式な名は伊達貞子。十四代 酒井田柿右衛門 錦 粟鶉文 額皿 飾皿 共箱付 柿右衛門 人間国宝 有田焼 陶器 器 ★ 希少品 アンティーク コレクション 22-0107-01。左端の写真は「夕霧の巻」末尾の拡大写真。十二代柿右衛門 牡丹画 花瓶 共箱。
左上は、「人非木石皆有情」の印。古伊万里 江戸期 梅図中皿。左下は仙台藩の家紋印
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。◎十二代酒井田柿右衛門作 染錦 柿彫花瓶 高さ約27cm(共箱付)。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
(奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。人間国宝 13代酒井田柿右衛門 本人作 濁手 葡萄文壷 共箱 本物保証。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(夕霧の巻)MRI 39―11B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款
「源氏物語」「夕霧の巻」主人公・夕霧の資料
下記写真は、国宝「源氏物語絵巻」の中に描かれる夕霧。伊万里焼 十三代 柿右衛門 水注 [B23507] 高さ10cm 直径10cm 菊文 共箱 古玩 古美術。
病床の柏木を見舞う夕霧。【和 (7806) 時代古作 古伊万里柿右衛門 色絵花文壺 保管箱有 江戸。左が柏木、右が夕霧。【G0352】花器 十三代 酒井田柿右衛門 錦 葡萄りす文 花瓶 花入 共箱。
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。即決! 13代柿右衛門 染錦 唐草龍鳳凰文 花瓶 共箱 共布付 未使用 完品。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行
「人非木石皆有情」(人木石に非ざれば皆情けあり)の漢詩文の落款が押捺されている。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門 貝殻形 向付 5客 高さ 約5cm 幅 約12cm 色絵 魚文 小鉢 懐石 有田焼 D-1。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 牡丹鳥文 額皿」共箱 幅 約21cm 高さ 約3.5cm 色絵 花鳥文 丸皿 飾皿 有田焼 C-1。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。R-075113 重要無形文化財 人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 錦 柿文 湯呑み2客セット(湯のみ、煎茶道具、和食器、共箱付き)。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。【扇屋】十四代 酒井田柿右衛門「錦 梅鳥文 花瓶」共箱 高さ 約25.5cm 幅 約17.5cm 色絵 花鳥文 花器 花生 飾壷 有田焼 H-2。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。【扇屋】十三代 酒井田柿右衛門「錦 牡丹文 湯呑」5客 共箱 高さ 約8.5cm 幅 約6.5cm 色絵 花文 湯呑茶碗 茶道具 有田焼 人間国宝 C-1。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。T 人間国宝 十四代柿右衛門窯 錦 花鳥文 花瓶 高さ28㎝大壺 飾り壷 共箱 美品状態良好 3832。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。【美品】 有田焼 人間国宝 十三代 酒井田柿右衛門 染錦 草花地文酒器揃え 徳利 お猪口 セット 7点まとめて ぐい呑み 酒盃。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。魁◆関東某名家旧蔵 本物保証 十三代柿右衛門 白磁観音像 最上位作 太白立像御薬湯観音置物 共箱 高さ41㎝ 特大超名作品!。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。柿右衛門 『竹虎の図』 江戸中期。撮影後、展示のために再表装をしております。古伊万里 柿右衛門様式 染付 色絵 花文 渦福 蓋付向付 4客揃 蓋付茶碗 江戸期 bcat-27下b2716。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。◎送料無料◎蔵くら◎ 未使用 人間国宝 13代 酒井田柿右衛門 梅文 灰皿 共箱付き ◎ 230706 M T2 骨董 古玩 アンティーク。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。(粋) 柿右衛門 花の図 ぐい飲み。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。◆ 高級和食器 貴重|花器 花瓶 一輪挿し 渦福 渦福銘| 花生 一輪挿し 骨董 |骨董 古美術 有田 柿右衛門通り 焼物 絵付け■O9703。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。希少 酒井田柿右衛門 中鉢 5客セット 角福印 渦福印 松竹梅 皿 陶器 有田焼。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。【和美】送料込 人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 錦唐花文水注 本物保証。
2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。◆十四代 酒井田 柿右衛門 人間国宝 鳳凰| 染錦 皿 額皿|柿右衛門 資産家収蔵品 錦桐鳳凰文額皿 有田 伊万里 骨董 古美術■O9674。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。【友】第十三代酒井田柿右衛門 花鳥文 湯呑み 外蓋 共箱。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。古伊万里柿右衛門陽刻花鳥文鉢 古箱付き Q78-2。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。【和】(8930) 作家物 十四代柿右衛門作 色絵花文ぐいのみ 酒器 共箱有。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。R-075116 人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 錦 菊鳥文 約21cm 6.7寸 菓子器(色絵、菓子皿、和皿、和食器、共箱付き、六寸七分)。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。●酒井田柿右衛門●花瓶●約12.5cm●格安即決●。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。e815 技工名品 極上品 希少作 人間国宝 十二代 酒井田柿右衛門 青磁 陽刻 龍文 輪花 菓子鉢 渦福銘 仕立箱 菓子器 煎茶道具 本物保証。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。【金富士】人間国宝14代酒井田柿右衛門作 一輪生 高さ17cm 共箱・栞 完品無傷。母は後水尾天皇皇女女二宮。「源氏物語」蛍の巻・源氏の君が放つ蛍の光に驚く姫君を描いた「源氏物語」の有名な場面を記した原文・自筆・茶道具5B。実母は近衛家女房(瑤林院)。R-075117 重要無形文化財 人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 錦 梅菊文 鮮やかな色絵が食卓に彩を与える皿(中皿、和皿、和食器、共箱付き)。幼名は多治丸。R-075110 重要無形文化財 人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 錦 梅花文 酒器 銚子&猪口2客セット(おちょこ、ぐい呑み、和食器、共箱付き)。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。【小】4365 十一代柿右衛門 色絵紅梅文煎茶器揃 茶器 保管箱有 茶道具 古美術収集家放出品。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。細密画 十四代酒井田柿右衛門(正銘) 色絵楼閣山水文鍵高台皿。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。R-075120 重要無形文化財 人間国宝 十四代 酒井田柿右衛門 錦 岩牡丹文 水注(水差し、水次、茶道具、煎茶道具、共箱付き)。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。【蔵c8453】柿右衛門手 白磁 色絵 梅花文 輪花鉢 小鉢 向付 十客。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。【真作保証】『館林宏久(古琳庵)』作/錦麦四季紋図 壺 <240318019>。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。古伊万里 花瓶 約25cm。
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